世の中の子育て世代が必ず通るであろう、「オムツを洗濯してしまった」という事件。気をつけているはずなのに、繰り返してしまうことも。洗濯機を開けた時の絶望感は、言葉にできませんよね。
今回は備忘録も兼ねて、洗濯物や洗濯機についたポリマーの対処方法についてまとめました。今までに5回以上オムツ洗濯事件を引き起こした私が、たどり着いた方法を紹介します。
そのまま柔軟剤を入れて洗濯し直す方法を紹介されていることがありますが、排水管が詰まる恐れがあるのでオススメしません!
対処方法は洗濯物についたポリマーの多さで2パターンに分かれます。(排水口を詰まらせないため)
被害が大きい | 被害が小さい |
---|---|
オムツがほぼ原型をとどめていない 洗濯物のほとんどにポリマーがついている | オムツが原型をとどめている ポリマーの被害は一部の洗濯物のみ |
被害の大きさに合わせてもくじをタップして下さいね。
おむつポリマーの被害が大きい場合
おむつが原型をとどめず、ポリマーがかなりこびりついている場合の対処方法です。少し手順が多いですが、洗濯機の排水を詰まらせないために、できるだけすすぐ前にポリマーを落としています。
まず、洗濯機の周りに新聞紙を敷いておきます。それからポリマーをできるだけ振り落としながら洗濯物を出します。次の段階での掃除がラクになるので、ここでできるだけ頑張ります。
洗濯物を入れるカゴは、穴の空いていない洗濯かご、小さめの衣装ケースなんかがあると便利です。なければゴミ袋でも可能ですが、重さでちぎれるので数袋使いましょう。
ポリマーは乾くと粉状に戻るので、落としやすくなります。このステップでは、ステップ1でポリマーを落としていても、被害が大きいとまた干す時に落ちてきたりします。新聞紙やシートを敷くと掃除がラクですが、私は面倒なのでそのまま干して、後でティッシュで拾っています。
風で飛んじゃったり、隙間が空いてしまうので…
雨の場合は、室内干しになってしまうと思います。室内であれば洗濯物が乾くまで、しっかり新聞紙を敷き詰めておくのがオススメです。
洗濯物を乾かしている間に洗濯機を掃除します。見えている範囲のポリマーを雑巾やキッチンペーパーで取り除きます。
最後に、くず取りネットを外してポリマーを取り除きます。ポリマーが網目に詰まっていると思うので、大方取ったらくず取りネットも干しましょう。
雨であっても、屋外でやることをオススメします。バサバサとくず取りネットと洗濯物を振って、ポリマーをできるだけ振り払います。乾いたポリマーは粉状になって舞います。ポリマーは人体に無害ですが、気になる方はマスクやゴーグル・メガネを装着しましょう。
終わったら、忘れないようにくず取りネットを洗濯機に取り付けます。
くず取りネットを洗濯機に取り付け終わったら、いよいよ洗濯物をすすぎ直します。このときに柔軟剤を入れると静電気を抑えられるので、ポリマーを落としやすくなります。ポリマーのぬるつきが気になる場合はもう1回フルコースにしてもOKです。
排水のタイミングで水が溢れてこないか確認しておきます。溢れた場合は、排水口がポリマーで詰まっている可能性があります。排水口と排水管を確認して雑巾等でポリマーを取り除きます。
ここまで来たらもう少しです。洗濯物を取り出し、天日干しします。おそらく、1回目に干した時のようにはポリマーは落ちてこないと思います。繊維も大分減っていますね。
最後の工程です!洗濯物が乾いたら、思いっきりバサバサと振り払いましょう。被害が大きい場合は、まだまだポリマーが粉になって出てきます…。服にこびりついた繊維はガムテープやコロコロで取り除きます。
洗濯機とくず取りネットに残ったポリマーも最後に拭き取りましょう。
本当に大変ですよね。お疲れ様でした…!
一旦、洗濯物を干す時間がない場合
STEP2で洗濯物を干したほうがポリマーを落とせるのでオススメです。ですが、どうしても時間的に難しい場合もありますよね。そんな時は下記のようにしてみて下さい。
- 洗濯物のポリマーを払いながら、洗濯物を出す
- 洗濯機とくず取りネットを掃除する
- 洗濯物を洗濯機に戻し、すすぐ(柔軟剤もいれる)
- 脱水の前に一度、浮いてきたポリマーをすくい取る
- 脱水後、洗濯物を干す
- 洗濯物のポリマーを振り払ってから取り込む
ポリマーをすくい取るのは台所で使っている排水溝ネットなんかでOKです!ワイヤーハンガーを変形させてネットを被せると、簡易的なすくい網になります。
おむつポリマーの被害が小さい場合
おむつはまだ原型をとどめており、ポリマーは一部の洗濯物のみについている場合です。ポリマーのついていない洗濯物は分別して普通に干しましょう。下記はポリマーのついている洗濯物に実施してくださいね。
洗濯機の周りに新聞紙を敷いておき、洗濯物を取り出します。できるだけ洗濯物についたポリマーを新聞紙の上に振り落としていきます。洗濯物は掃除しやすいプラスチック製の洗濯かごや、なければゴミ袋に入れていきましょう。ポリマーのついていない洗濯物は、分別して普通に干しておきましょう。
洗濯機の中のポリマーを雑巾やキッチンペーパーで取り除きます。また、くず取りネットにもポリマーが入っていると思いますので、丁寧に取り除きます。
最初に忘れないように、くず取りネットを取り付けて下さい。取り付け終わったら、洗濯物を洗濯機に戻し、柔軟剤を入れてすすいでください。ポリマーのぬるつきが気になる場合はもう1回フルコースにしてもOKです。
排水のタイミングで、水が溢れてこないかチェックするようにしましょう。水が溢れてきたら排水口と排水管にポリマーが詰まっていないか確認します。ポリマーが確認できた場合、雑巾等で除去してください。
雨で室内干しにする場合は、新聞紙等を敷いてから干しましょう。ポリマーは乾くと粉状になるため、落としやすくなります。
これはポリマーがかなり舞うので、雨であっても外で行うのがオススメです。ポリマーは無害ですが、気になる方はマスクやゴーグル(メガネ)をつけましょう。
オムツの繊維はべったり張り付いて取れないので、ガムテープ等で取っていきましょう。
地道ですが、最終的にこの方法にたどり着きました。洗濯物を出してポリマーを取り除くのは面倒ですが、そのまま洗濯し直すのはオススメしません。洗濯の排水ホースが詰まったときに、もっと面倒なことになるからです。
排水口の掃除は避けられるなら避けたいですよね…
オムツを洗濯したときにやってはいけないこと
NG①塩や重曹をいれて洗濯しない
インターネット上で、塩や重曹を入れるとポリマーが小さくなるから取り除きやすいと書いてあることがあります。しかし、塩は洗濯機を錆びさせる恐れがあります。更には溶け残ったり、残ったポリマーが再び膨らんで排水管を詰まらせる可能性もあるので、たいへんなことになってしまいます。絶対に使わないようにして下さいね。
NG②ポリマーを乾燥させるために乾燥機能を使わない
ポリマーを乾燥させるために手っ取り早そう…と思いますが、ポリマーは熱で溶けてしまいます。洗濯機や洗濯物にへばりついてしまうことになるので、絶対に乾燥機能は使わないようにしましょう!
ほこりん
不妊治療で500万以上の出費をしながらも、なんとか生き延びてる主婦。
子育て世代向けのおトク情報や、育児グッズの商品レビューについてまとめています。
コメント